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一字千金なるや

一順回ってお久しぶりです。瀬川です。
今日は或る本の話をします。(制作の話は?)

文字通り『擦り切れる』まで読んだ本というものを、これまで皆さんは何冊程経験をしましたか?

私はというと、どうにも乱読気質があるようで、本の装丁は所々崩れ、手垢で黒々とした染みを残し、紫煙の臭いが染み付く程何度も読み返し、時を共に過ごした本というものはそこまで多くありません。
ぱっと思いつく中では、五冊ぐらいでしょうか。

さて、その中の一冊に『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫)という本があります。
乱歩を知らぬという方で興味があれば、検索してみると良いでしょう。個人的には乱歩入門にもってこいの短編集であると思います。
しかし前期乱歩に多かった怪奇分野(ある種の猟奇)の作品が多く収録されているため、人によっては読むことが辛いかもしれません。

ジャンルとしては、掲載当時(大正時代)の流行としての「変態心理」や「異常心理」が良く描かれており、私の所謂「乱歩体験」というものはここから始まりました。
暗澹とした心理の迷宮をひたと、ある種の淡々とした筆致でつづられているこの作品群に時を忘れてのめり込み、そして幾度となく読み返しました。
読んでいる最中、煙草をふかし続け、服に吸殻を落として生地に穴を空けてしまったのはいい思い出です(阿呆か)
常に手持ち鞄の中のある定位置に鎮座していたものです。

そうして今になって思い返すと、そういった一冊の本にのめり込んだ記憶というものは自身の創作に向かう姿勢や精神的構造を形作る部分で豊穣な果実となっていたようにも思います。

なにはともあれ、本好きが読書にのめり込むのは幸せなことでしょうね。
そして、文章を書こうとするものは、そうした「人を虜にする作品」というものを書こうとする意識を常に頭の片隅に置いておくことが必要かもしれません。

個人的乱歩作品お勧め:
「二銭銅貨」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「芋虫」

追伸(制作関係):
システム理解は大分進んだので、実作業を急ぎます。画面構成の試行錯誤はもうちょい続けます。
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