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月が綺麗ですね

月が綺麗ですね

ちまたでは雪溶かす程の熱いセリフが跳梁跋扈する最中もなか、
10歳そこらの少女に「月が綺麗ですね」というセリフを吐く男が主人公の
ゲームを制作している平岡拓海です。

オマージュのつもりが作中で似たような事を言っているのが困りモノです。



さて制作の進捗ですが、シナリオ担当からラストシーン、またそれに準ずるシーンの
一枚絵指示が上がってきており、私はそれに取り掛かっている所でして、
ようやくゴールが見えてきた事もあり、感慨深い気持ちで制作している所で御座います。



少し話は変わりまして今回の更新ですが、冒頭の「10歳そこら」から作中年齢のお話。

皆さんも「満年齢」と「数え年」をご存知、もしくは聞いた事があるかと思います。
「満年齢」とは現代多くの国々での年齢の数え方で産まれた時に0歳とするのに対し、
「数え年」は産まれた時に1歳とする戦前までは日本でも一般的だった歳の数え方です。

勿論明治を舞台とする蜉蝣では数え年を用いるのが時代設定としては正解!
ですが結論から言うと、蜉蝣の作中における年齢表記は基本的に満年齢です!
(ちゃんとシナリオ担当からも確認取りました)


別に1歳ぐらい誤差の範囲、どうでもいい事と思われるかもしれませんが、
数え方とは別に明治時代では1月1日、元旦にまるで学年が繰り上がるように
皆で一斉に歳をとるという、現代、個々人の誕生日にそれぞれ年齢が上がるのと
少し違った風習があり、それが数え年と合わさった結果どうなるかというと


12月に赤子が産まれる(1歳)→1ヶ月経過→元旦とともに年齢繰り上がり(2歳)


と、現代の常識で考えると産まれて1ヶ月も経たない内に2歳になるという
驚異的なスピードで生育する人造人間みたいな事になったりします。

更にそれで物語を書くとすると「結那は12歳、10年前にはまだ産まれていなかった」
と、前述の事を理解していないと時空の流れを超越した時代物SF小説
「時をかける魔法少女☆結那」爆誕!となってしまいます。

将生が最初に人物設定を行った際の年齢考慮が満年齢だったというのもありますが、
叙述トリックでもない所で読み手の誤解や混乱を招くのはよろしくないという事もあり、
こうした理由で蜉蝣においては満年齢表記としています。


逆にこの事を利用して、現代の常識を元にした勘違いを読み手に与えつつそれを
トリックに利用した時代物の推理も面白いよねって事をシナリオと話したりもしましたが…
長くなりましたので今日はこの辺で筆を置こうと思います。


それでは皆さん、本日は月が綺麗ですね。

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